不満買取センターのInsight Techが、「2022年を象徴する不満ワード」を発表
株式会社 Insight Tech(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:伊藤友博、以下、当社)は、当社が運営する「不満買取センター」にて収集している不満インサイトデータから抽出した「2022年を象徴する不満ワード」を発表いたします。
不満買取センターとは
(https://fumankaitori.com/:特許取得済み、商標登録済み)
不満買取センターは、「企業の商品やサービス、そして社会をより良くするために、あなたの不満を買い取ります。あなたの不満の中に眠った”ヒント”を私たちが企業や社会に届けます」をコンセプトに、2015年3月18日からサービス開始をしております。Webサービス及びスマートフォンアプリを通して生活者からの不満の声を収集しており、現在累計72万人以上の会員から、累計3,500万件以上の不満を買い取っています。
「2022年を象徴する不満ワード1位」は「値上げ」
「2022年を象徴する不満ワード」は、2021年から2022年に大きく伸びたワード※の中で、投稿件数のボリュームに基づいて選定しました(※2021年で一定の投稿があったワードについて、各年1~11月の前年比を算出)。
結果、「2022年を象徴する不満ワード」の第1位には「値上げ」が選ばれました。
値上げ不満が顕著に増加
昨年2021年の不満ワード第1位は「ワクチン」となるなど新型コロナ感染症関連の不満ワードが上位を占めましたが、2022年を最も象徴する不満ワードは「値上げ」となりました。また、「物価」、「円安」などもランクイン。所得が増えにくい中で物価が高まっていることに生活者の不満が集中したことが分かります。これに伴い「節電」もランクインしており、節約が求められている生活者の日々の厳しい様子がうかがえます。
不安定化する国際情勢不満も増加
また、「ロシア」「ウクライナ」「戦争」「北朝鮮」「プーチン」「ミサイル」もランクインし、不安定化した国際情勢を案ずる不安が不満につながっています。
安倍元総理が凶弾に倒れたことをきっかけとした宗教問題不満
2022年7月に安倍元総理が凶弾に倒れたことをきっかけとする「宗教」問題に関しても多くの不満が寄せられました。改めて安倍元総理のご冥福をお祈りします。
その他、2022年1月~2月にかけての「雪」に関する不満も多く寄せられました。
2022年はこれまでの常識・安定・秩序が当たり前のものではなくなり、世の中全体の不確実性が高まりました。このことが生活者の日々に不安をもたらし、これが先行きが見えないことの不満につながった一年であると振り返ることが出来ます。
部門別ランキング
趣味・エンタメ部門:「ちむどんどん」が1位
テレビ番組や雑誌メディア、趣味などの不満である【趣味エンタメ部門】では、「ちむどんどん」が1位となりました。「#ちむどんどん反省会」タグにて独特なストーリー展開を議論する行動が話題になるなど、様々な意味で注目を浴びた朝ドラでした。そのほか、「ウクライナ」「統一教会」「戦争」などがランクイン。これらを取り扱うニュースや番組が多くなったことに伴う不満です。社会に大きな影響をもたらしたニュースであることを理解しつつも、連日の報道に疲れを隠せない生活者の本音が寄せられた結果と言えそうです。
美容・健康部門:with コロナを感じさせる不満ワードがランクイン
【美容・健康部門】では「オミクロン」が1位。次いで、「後遺症」「濃厚接触者」「抗原検査」がランクイン。新型コロナ感染症の累積感染者も大幅に増加し、日々の生活の近くにウィルスがあり、そことの共存が求められているようするがうかがえる変化です。まさに、「with コロナ」を感じさせる不満ワードと言えます。
暮らし・住まい部門:気候変動と物価高の影響を受ける日々
【暮らし・住まい部門】の1位は「雪」。2022年1月から2月にかけて全国的に大雪に見舞われたことに伴う不満が多く寄せられました。「猛暑日」もランクインしており気候変動が生活者の日々の生活に影響をもたらしています。また「値上げ」「物価」もランクインしており、「値上げラッシュ」の中で家計のやりくりが求められている様子がうかがえます。
気候変動・物価高といった「変動」が生活者の日々の生活に不満をもたらしていると言えます。
食品部門:値上げの中で食の安全性が改めて問われた一年
【食品部門】では「値上げ」が1位に。あらゆる商品の値上げが生活者の家計に影響をもたらしています。一方で「産地偽装」「アニキサス」など食の安全にかかわる不満ワードもランクイン。「コスパ良く済ませたいが安全ももちろん大事」という中で日々難しい意志決定が求められている生活者の心理が現れている不満ワードと言えます。
昨年の2021年の不満ワードはコロナ禍の影響が非常に強く出た結果となりましたが、2022年は「後遺症」「濃厚接触者」など「with コロナ」を感じさせる不満ワードがランクインしており、感染対策をしながら社会生活をアップデートしようとする様子がうかがえる結果となりました。また、コロナ禍以外にも、「戦争」「物価変動」「食の安全」などの社会的な話題が生活者一人ひとりの心理に大きな影響をもたらした1年でした。
「withコロナ」の発想で「これまでの生活」を取り戻そうとするまさにそのタイミングで、国際情勢や経済情勢の大きな「変動」による不確実性の高まりが生活者の“先行き不透明感“を強め、これが不安、そしてその先の不満につながった一年と振り返ることが出来ます。
当社代表取締役社長の伊藤友博のコメント
2022年、「不満買取センター」は会員数累計72万人、不満インサイトデータ3,500万件を突破し、多くのメディアで取り上げて頂き、生活者の声を集めるプラットフォームとして飛躍を遂げた一年でした。日々、不満を投稿頂いている会員の皆様、そして不満インサイトデータを活用頂いている企業や自治体の皆様に改めて感謝申し上げます。
この度発表いたしました「2022年の不満ワード」では「with コロナ」の発想で、新しい生活様式を見つけ出そうとする中で生まれた不満が多いことに勇気づけられました。一方で、「戦争」「凶弾」「値上げラッシュ」とこれまでの安定や常識・秩序を覆すような大きな出来事が続いたことで、この中で生活者が驚き、戸惑い、不安を感じている様子が不満から読み取れます。
こんな2022年の不満の中には、2022年以降の「新しい秩序」とその中での「豊かな生活・社会」に繋げるイノベーションの種、マーケティングのヒントが隠されていると信じています。それを社会の皆様に届けるのが私たちインサイトテックのミッションです。
私たちのビジョンは「声が届く世の中を創る」こと。独自のデータ✕独自のAI(人工知能)を活かし、企業・社会への貢献を通じたビジョン実現と事業成長を目指す当社の「2023年の挑戦」にどうぞご期待ください。
株式会社 Insight Tech
代表取締役社長 伊藤友博
会社概要
商号 :株式会社Insight Tech(http://insight-tech.co.jp)
設立 :2012年6月19日
所在地 :〒163-1333 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー
事業内容:マーケティング調査やレポート作成
自然言語処理・機械学習などの人工知能を利用したデータ解析受託
企業プロモーションやブランディングサポート
不満買取センターの運営
Company
会社情報2012年6月設立。不満買取センター運営。
マーケティングリサーチを通じ商品・サービス強化・ブランディングを支援。
独自の自然言語処理技術を活用し、
AI(人工知能)モデル構築からシステム開発・運用までをワンストップで提供。
2012年6月設立。不満買取センター運営。 マーケティングリサーチを通じ商品・サービス強化・ブランディングを支援。
独自の自然言語処理技術を活用し、AI(人工知能)モデル構築からシステム開発・運用までをワンストップで提供。