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スマホ料金プランに関する調査

4大キャリアのオンライン専用プランに対する主な不満や懸念点は、「キャリアメール/メールアドレスが使えない」「店舗サービス/窓口がない」「家族割がない」「電波が弱い」「何が違うか分からない」などが見られる。 ーインサイトテック ユーザーアンケートー

株式会社 Insight Tech(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:伊藤友博)が運営する「不満買取センター」上で、「スマホ料金プラン」に関する調査を実施しインサイトデータ4,981件をユーザーから収集。キャリア別の比較や自由回答について「ITAS」による処理を行ないました。以下、結果をご報告いたします。

調査結果 概要

☆各キャリアのメインユーザーのオンライン専用プラン認知率は75%以上。
 ドコモ、au、ソフトバンクの各メインユーザーの「既に変更した」と「変更を考えている」の割合は、まだ30%未満の状況。
☆スマホプランを選ぶ際にもっとも重視する内容は「料金」となり74.7%を占めている。
☆4大キャリアのオンライン専用プランに対する主な不満や懸念点は、
 「キャリアメール/メールアドレスが使えない」「店舗サービス/窓口がない」「家族割がない」「電波が弱い」「何が違うか分からない」などが見られる。

■ 分析結果 詳細

1: 各キャリアのメインユーザーのオンライン専用プラン認知率は75%以上。 (図1)

・各キャリアのメインユーザーにそれぞれのオンライン専用プランの認知について伺うと、ドコモメインユーザーの「ahamo」認知率は96.0%、auメインユーザーの「povo」認知率は81.5%、ソフトバンクメインユーザーの「LINEMO」認知率は77.1%、楽天モバイルメインユーザーの「Rakuten UN-LIMIT VI」認知率は87.8%となり、75%以上の高い認知率であることが分かりました。
・なかでも「ahamo」と「Rakuten UN-LIMIT VI」は「知っている」の割合が75%を超えています。
・プラン変更の状況では、ドコモ、au、ソフトバンクの各メインユーザーの「既に変更した」と「変更を考えている」の割合は、まだ30%未満の状況でした。
・楽天モバイルのメインユーザーは、契約プランによって「Rakuten UN-LIMIT VI」に自動で変更する内容や1年間基本料金無料キャンペーンなどもあり、「既に変更した」が78.1%と高い割合となっています。

図1
図2~4

2:スマホプランを選ぶ際にもっとも重視する内容は「料金」となり74.7%を占めている。 次いで「データ容量」が12.0%。(図5)

・スマートフォン所有者に「スマホのプランを選ぶ際にもっとも重視する内容」を伺うと、「料金」が74.7%、次いで「データ容量」が12.0%、「他サービスとの割引」が6.5%の状況でした。
・オンライン専用プランへの変更を検討する際も、「料金」を考慮しているのではないかと考えられます。
・「その他」について、その内容を確認すると「キャリア決済が出来る店が多いこと」「海外での使い勝手が良いこと」「電波のカバーエリアの広さ」「メールアドレスの変更がないこと」「ゲームや音楽、映像の見易さ」「アフターサービスが良いこと」「災害時に繋がること」など、スマートフォンが決済手段や連絡手段、海外での利用、余暇や趣味での利用など、日常生活の重要な役割を担っている為、より使いやすいこと、プラン変更時に手間がないことなどが重視されていることが分かります。

図5

・料金最優先で選びたいが、格安系は使用場所がエリア外になってしまうから選べない。仕事を中心にキャリアメールも必要だから、ahamoも選べない。消去法で、ふつうのドコモ。 (女性40代)
・自分のやりたいこと(ゲームなど)が支障なくできるかどうか。 (女性40代)
・アフターサービスが簡単に頼めてすぐに対応してもらえるか。(女性40代)
・修理補償や通話の繋がりやすさ、通信速度などの手厚さ。(男性30代)
・災害の時繋がりやすいか。(女性50代)
・家族がどこの携帯会社を使っているか。 (女性40代)
・料金。ポイント払いできるか等。例 楽天ポイント(男性30代)
・災害時の緊急連絡の手段確保のためです。(女性30代)
・子どもの携帯のナビとつなげられること。(女性30代)

3:4大キャリアのオンライン専用プランに対する主な不満や懸念点は、 「キャリアメール/メールアドレスが使えない」「店舗サービス/窓口がない」「家族割がない」「電波が弱い」 「何が違うか分からない」などが見られる。 (図6)

・スマートフォン所有者に、「4大キャリアのオンライン専用プラン「ahamo」「povo」「LINEMO」「Rakuten UNLIMIT VI」への不満や懸念点」について伺うと、「キャリアメール/メールアドレスが使えない」「店舗サービス/窓口がない」「家族割がない」「電波が弱い」「何が違うか分からない」などが多く見られました。
・「キャリアメール/メールアドレスが使えない」では、「様々なサービスがスマホで手続き、登録をしているから、使えないと困る」といった不満が見られました。
・「家族割がない」では、「現在、家族割プランを使っているので、変更しづらい」「高額な料金になりそう」といった懸念が見られました。
・「何が違うか分からない」では、「CMやサイトなどを見ても、結局どこが一番自分に合っているのか分からない」「分からないところさえも分からない」「CMが煩すぎてメリット、デメリットがよくわからない」といったキャリア側の伝え方、説明の仕方を指摘する意見が見られました。

図6

4大キャリアのオンライン専用プランへの主な不満や懸念点

・キャリアメールが使えなくなるのが困る。大事なメールはすべてキャリアメールにしていたため、困っている。 (女性20代)
・キャリアメールが無くなる、家族割や契約年数割も全てパーになる事。オンライン専用は高齢化社会に優しくない。 (女性50代)
・実店舗がないので、何かわからないことがあったときや相談したい時、店舗に行って直接店員さんに聞けないのが不安です。 (女性20代)
・他は分からないがahamoは手続きがオンラインのみっていうのが不満。店舗で料金のシュミレーションもしてもらえないし、相談もできない。店舗でも対応してほしい。 (男性40代)
・家族割りで親も一緒にプランを使っており、親は高齢のため店頭でアドバイスを受けたがるため、オンライン専用プランは断念しました。 (男性40代)
・プラン自体は安いけど、機種代は別にかかるし、家族割もなくなる。さらに、オプション追加していくと結局あんまり値段変わらなくなる。あと最大の懸念は、故障した時とか、何かハプニングがあったときに店舗に駆け込んで対処してもらえるっていう安心感がないこと。 (女性30代)
・料金やデータ容量に魅力を感じるユーザーがこのプランへの変更を考えるだろうけど、結局イマイチ。私のようなガッツリ電話も使うし留守電も使うし、外でゲームもするし、家族割もアテにしてるし、こういう契約に明るくないので店舗での説明をきいて安心できる人だと、変更しても利益があまりないように感じる…ので、契約変更に踏み切れていない。 (女性30代)
・安いが、電波が弱いという口コミを見て使うか迷っている。使えないアプリ、サービスが増えないか心配。同じ会社のサービスでもメールアドレスが変わるから面倒。 (女性30代)
・ahamo、povo、LINEMOは、これまで使えたキャリアメールが使えないとか、20GB上限とか、制約が多すぎて完全にお得とは言えません。料金プランだけ見れば楽天はダントツだけど、各メーカーの最新フラッグシップ端末が使えないとか、基地局が少なすぎで、auの電波を借りる地域は5GBの上限設定になるとか、まだまだキャリアとして未熟で、乗り換えるのは難しいです。 (男性50代)
・コマーシャルがあまりにもイメージ先行で、実質何が得なのか詳細がよく分からないこと。(男性50代)
・家族で同じキャリアを使っている事もあるし、基本的に理解が出来ていないので変えるのが面倒。それぞれのキャリアが競争するのはわかるが、なにを基準に選んで良いのか、具体的に変えて何がどういう風に変わるのか、得なのか、困るのかさっぱり検討する気になれない。(女性60代)
・CMでは、全く何が何だかわからない。もう少しわかりやすい広告をして欲しい。結局今までと変わらないのでは?(女性40代)

【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:「不満買取センター」( https://fumankaitori.com/ を利用するユーザー)
■調査期間:2021年6月12日
■有効回答数:4,981件

Date
2021.7.01
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2012年6月設立。不満買取センター運営。

マーケティングリサーチを通じ商品・サービス強化・ブランディングを支援。

独自の自然言語処理技術を活用し、

AI(人工知能)モデル構築からシステム開発・運用までをワンストップで提供。

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