コロナ禍における年末年始に関する調査
ーインサイトテックユーザーアンケートー
株式会社Insight Tech(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:伊藤友博)が運営する「不満買取センター」上で、「コロナ禍における年末年始」に関する調査を実施しインサイトデータ3,458件をユーザーから収集。男女比較や自由回答について「ITAS」による処理を行ないました。以下、結果をご報告いたします。
■分析結果 詳細
1:「年末年始に帰省する/する予定」は、20代以下が57.7%、30代が48.2%、40代が35.5%、50代が30.1%、60代以上が24.6%。40代、50代では「未定」が約20%。(図1)
- 「帰省先がある」の回答者に、「年末年始のお休みは帰省しますか?」と伺うと20代以下では57.7%が「帰省する/する予定」と回答しました。次いで「帰省する/する予定」の割合が高い年代は30代で48.2%でした。
- 年代が上がるにつれて、「帰省する/する予定」の割合は減りますが、40代、50代では「未定」が約20%となっており、今後のコロナ感染の状況を見ながら決めるのではないかと思われます。
【図1】今年の年末年始のお休みは帰省しますか?
2:「1月11日までの休暇延長」に対する「賛成」は男性37.8%、女性30.0%、男性の方が高い結果。(図2)
- 新型コロナウイルスの感染対策として、政府が呼びかける「1月11日までの休暇延長について賛成かどうか」を伺ったところ、「賛成」が男性では37.8%、女性では30.0%となり、男性の方が高い結果となりました。
- 女性は「反対」の割合が男性とほぼ同じとなっており、「どちらでもない」の割合が32.6%と高い状況です。女性には専業主婦をしている方もおり、あまり影響がない為、「どちらでもない」と回答しているのかもしれません。
【図2】コロナ禍でのお正月であることをふまえ、1月11日までの休暇延長について賛成ですか?反対ですか?
3:「初詣に行く時期」は、男女ともに40%以上が「1月前半」にずらして行くと回答。(図3)
- 「初詣に行く/行く予定、未定」の回答者に、「コロナ禍でのお正月となることをふまえ、初詣はいつにずらそうかとお考えですか?」と伺ったところ、男女ともに40%以上が「1月前半」にずらして行くと回答しています。
- 「元旦」に初詣に行くは、男性が女性よりも10%以上高い状況です。女性は「元旦」よりも「1月半ば」「1月後半」の割合が高く、男性よりも時期をずらして行くことを予定している状況です。
【図3】コロナ禍でのお正月となることをふまえ、初詣はいつにずらそうかとお考えですか?
4:今年の年末年始への不満や懸念点では、コロナ感染とインフルエンザ感染に注意しなくてはいけない煩わしさや年末年始の行事やイベントを家族や友達と愉しめないことへの不満やストレスなどが見られた。(図4)
- 「今年の年末年始への不満や懸念点」を伺うと、コロナ感染がおさまらず、また寒くなるにつれてインフルエンザも流行り出す為、この2つの感染に気をつけなくてはいけない煩わしさや、感染予防の為、年末年始の行事やイベントごとを自粛しなくてはいけない不満やストレスが見られました。
- 感染が沈静化しない中、GoToキャンペーンが行われていることへの矛盾を感じている人が多くいます。
【図4】今年の年末年始への不満や懸念点を詳しくお知らせください。
※意見タグとは意見タグAIで生成される意見タグ「〇〇ガ□□」のこと。
※詳細は「http://lab.insight-tech.co.jp/articles/69/」をご参照ください。
今年の年末年始への不満や懸念点(生活者の声)
- どこにも行けない一年だった。年末年始くらい実家でゆっくりしたかったが、それも叶わなそうで、疲れてきた。政府は旅行を推奨し始めるし、コロナ拡げないようにとか言うし、何にしても中途半端だ。自分の身は自分で守るしかないと思っている。(女性40代)
- コロナの関係で初詣やバーゲンに行けなくなるのが残念。年末年始は病院も休みになるし、体調を崩すのが一番怖い。年末年始は移動する人が多いだろうから、コロナがもっと拡散しそうで怖い。(女性30代)
- 初詣で確実に密になるから初詣禁止にした方がいいと思う。年寄りは特に初詣に行くのでリスクが高まる。長期休暇を利用して海外旅行に行く人も増えるので確実に感染力が高まる。欧州の方は爆発的感染になって来ているため、その感染を拾って日本に持ち込みそうで怖い。(男性40代)
- カウントダウンはおうちで、リモートで。初詣も本当はおうちでしたい。並んだり人が多くいるところは極力避けたい。(女性40代)
- 冬はただでさえウイルス性の風邪やインフルエンザに罹患しやすく、コロナとの初期見分けがつきにくい。医療現場の混乱を防ぐためにも不要不急の移動は自粛すべき。(女性40代)
- 新型コロナとインフルエンザの感染が広まっていることが予想されるなかで、人の移動が制限されなかったら、年明けは感染拡大が広がり死者も増えるのではないかと思う。(男性30代)
- 年末年始に限らず、ワクチンも確実に効く薬もまだないのに、世間は緩み過ぎ。政府もGoToや海外渡航緩和など、どういうつもりなのか?(男性50代)
- とにかく受験生がいるので、コロナウイルスは絶対に避けたい。昨年かかってしまった、インフルエンザも。GOTOキャンペーンもあり、人の移動も増えてきたし、海外のようにウイルスが再燃するのではないかという不安がある。昨年の夏以来帰省できていないし、実家の母親が一人なので例年正月にはこちらに来てお正月を迎えていたが、今年は1人にしてしまうのが申し訳なく思う。(女性40代)
- コロナの件が問題になり出して約1年ほどになるが、今でもコロナの収束がみえない。これほどのことになっているのにGoToも推奨されどんどん広めているように思えてしまう。さらにGoToEatも使う人はしょっちゅうつかっていると思うと、私たちはその人たちに奢るために税金を払っているのか。と思えてきて馬鹿らしく思えてしまう。飲食店の方々の生活を考えるのであれば他の方法があるといいと思えてしまう。(女性30代)
- コロナ疲れで正月気分を味わえないと思う。子供達は春から夏にかけて学校休みが多かった分冬休みが極端に短く、勉強の遅れを取り戻すのにまた大量の宿題出されると思うし。(女性40代)
- 子供の保育園は休みだけど、コロナが流行ってるからどこへ連れていこうと思う。子供も大人も家ばかりでストレスが溜まらないようにどうしたらいいものか考え中。(女性20代)
- またコロナの感染者が増えてきているので第3波がくるのが怖い。高齢者と子供がいるので絶対感染したくないのでみんなもっと危機感をもってほしい。年末年始はGoTo除外にすべき。(女性30代)
- 今回の年末年始は帰省できないかもしれない。
- 田舎は今のところ、感染者一人。私の母は一度大病をしているため、万が一感染者の多い街から帰省した私たちから感染してしまったらと思うとかなり悩む。(女性50代)今年の年末年始への不満や懸念点(生活者の声)
5:コロナの影響により収入が減り家計が苦しくなっている為、平等な給付金の配布を求める声が多い。(図5)
- 「政府や地方行政にお願いしたいこと」を伺うと、コロナの影響により収入が減り家計が苦しくなっている為、平等な給付金を再び実施して欲しいという声が多く見られました。
- また、ワクチンの開発、PCR検査がもっと手軽に受けられる環境整備、マスクや消毒への啓蒙、感染者が出た店舗や場所の管理など、コロナ予防とコロナ感染後の対策について、早急に進めて欲しいといった声が多く見られました。
- GoToキャンペーンなど、現在の対応策について、否定的な意見も見られます。
【図5】新型コロナウイルス関連で、あなたやあなたのご家族がこれから政府や地方行政にお願いしたいこと。
※意見タグとは意見タグAIで生成される意見タグ「〇〇ガ□□」のこと。
※詳細は「https://lab.insight-tech.co.jp/articles/69/」をご参照ください。
政府や行政にお願いしたいこと(生活者の声)
- 経済的に苦しいのと、これから先々が不安(非正規雇用のため、いつ不況で契約を切られるか不安)なので、給付金を再度配布してほしいです。企業へ1月11日まで休暇を要請するなら尚更です。(女性20代)
- 仕事が休暇になったり給料が減ったりした人ばかりが救済援助対象で働かない専業主婦には、何の保証もない。自粛中、大変だったのは主婦。出費ばかりが重なり、給付金をもう一度支給してほしい。(女性30代)
- ばらまき政策はいい加減やめてほしい。持続か給付金もほんとに困ってる人じゃない人にばかり恩恵がいって税金の使い道としておかしい。社会は相互扶助で成り立っているという当たり前のことをもっと啓蒙してほしい。こんな大変な時期に利己的に生きる人の抜け道ばかり作らないでほしい。不公平感しか感じない。(女性40代)
- ワクチンをいち早く摂取できるようにしてほしい。年末年始の行動について、国と地方で統一した方針を出してほしい。(女性20代)
- コロナとのダブル感染予防のためにインフルエンザワクチンを助成してほしい。(男性50代)
- 税金のばら撒きで後々国民にそれが跳ね返ってくるのが恐い。GOTO等も使える人、使えない人がいる中で不公平な事を再認識してほしい。1番公平なのは給付金。(男性20代)
- PCR検査をもっと安く広めてほしい。安全なワクチン開発を急いでほしい。マスク着用は国民の義務とし、警察などによる取り締まり、罰則を設けてほしい。クラスターが発生した事業所は営業停止処分にしてほしい。(女性30代)
- 我が家はずっと自転車操業みたいな感じの家計なので、政府にはもう一度定額給付金を配ってほしい。本当にお金に困ってる人はGoToトラベル等は使おうと思わない。そもそもお金に余裕が無いから。所得に応じて…というのは今のシステムでは難しいと思うので、全国民にもう一度お金を配ってほしいです。(女性20代)
- GoToキャンペーンをやめてほしい。仕事柄旅行に行けないのに税金が使われている。感染者が増えればますます旅行に行けず、仕事の負担も増えるので不公平。(男性30代)
- 経済面はピンチをチャンスに変えて成長することもできると思いますが、感染防止のための対策は政府が動かないと民間では甘くなるので、薬ができるまでは感染対策を優先してほしいです。(女性40代)
Company
会社情報2012年6月設立。不満買取センター運営。
マーケティングリサーチを通じ商品・サービス強化・ブランディングを支援。
独自の自然言語処理技術を活用し、
AI(人工知能)モデル構築からシステム開発・運用までをワンストップで提供。
2012年6月設立。不満買取センター運営。 マーケティングリサーチを通じ商品・サービス強化・ブランディングを支援。
独自の自然言語処理技術を活用し、AI(人工知能)モデル構築からシステム開発・運用までをワンストップで提供。