Go To トラベルに関する調査レポート
調査目的
「Go To トラベル」キャンペーンは、新型コロナウイルス感染症により落ち込んだ旅行需要 を喚起するため、宿泊を伴う旅行および日帰り旅行代金の最大5割を国が補助する観光支援 策として開始されました。10月からは東京都在住および東京都を目的・発着する旅行も対象 となります。9月や11月の連休、年末年始など、利用を計画している人も多いと思いますが、 コロナ感染がおさまらない状況下において、生活者はどのように「Go To トラベル」キャン ペーンを考えているのか、その実態をアンケート調査で確認することを目的としています。
アンケート自由回答の分析(ITAS)
→単語レベルによる傾向把握が主であったテキストデータ解析よりも、 スピーディーに有用なインサイトが抽出できるようになります。
ITASについての詳細は以下HPをご覧ください。
対象者属性(n=2,971)単位:件数
Q:あなたは『Go To トラベル』を利用しましたか?
現在の住所が東京都以外の方に「Go To トラベル」を利用したかを確認したところ、男性では20%、女性では17%が「はい」 と回答している。若干ではあるが、男性の方が高い状況である。
性年代別で確認すると男女ともに30代以下で「利用した」の割合が高い状況である。
エリア別で確認すると、際立って高いエリアは存在していないが、東海は若干低い状況である。
Q:いままでに何回『Go To トラベル』を利用しましたか?
「Go Toトラベル」の利用者に利用回数を確認すると、1回のみが70%程、2回を含めると85%程となった。
男女で比較すると、1回のみの割合はほぼ同じであるが、男性は女性よりも3回の利用者が多い。これは「Go To トラベル」が 出張でも利用可能な為、ビジネスに利用している可能性が考えられる。
Q:割引旅行商品を申し込む際、どの方法で申し込みましたか?
男女ともに「対象の旅行会社の窓口・旅行予約サイト(割引価格)」で申し込みする割合が高く50%以上を占めている。
女性の方が男性よりもいろいろな方法を利用している状況である。
Q:『Go To トラベル』を利用したからこそ、奮発したこと
男女ともに最も多い内容は「宿のランクを上げた」で40%程。
男性の方が女性よりも2%以上高い内容は「なかなか行くことのない場所を旅行先に選んだ」「現地の飲食店での食事を豪華に した」「お土産を奮発した」である。女性の方が男性よりも2%以上高い内容は「宿のランクを上げた」「部屋のランクを上げ た」「宿での食事のランクを上げた・追加した」「旅行中に使う洋服やカバンなどを購入した」である。
Q:『Go To トラベル』を利用して良かったと感じたこと
意見対象部をベースにしたワードクラウドで確認すると、「割引」、「お金」、「値段」、「旅行代金」といった旅費に関連し た内容が多いことが分かる。「グレード」「泊まれない宿」「いい宿」「得した気分」といった内容も確認できる。
※意見対象部とは意見タグAIで生成される意見タグ「〇〇ガ□□」の〇〇に該当する部分。
※詳細は意見タグAIのURLをご参照ください。
「Go To トラベル」を利用すると割引があるので、いつもよりも宿や食事をランクアップすることが出来た、という意見が多い。
外出自粛期間が長くストレスを感じていたが、気分転換になった、外出が増えた。快適に過ごせた、贅沢な時間を愉しめたと いった意見から、身体や心のリフレッシュに繋がっている様子を見ることができる。
Q:『Go To トラベル』を利用して感じた不満・懸念点
意見対象部をベースにしたワードクラウドで確認すると、「手続き」、「コロナ」、「不安」、「申請方法」といった新型コロ ナウイルスの感染を不安に思う意見や「Go To トラベル」の使い方に対する不満の意見が多いことが確認できる。
※意見対象部とは意見タグAIで生成される意見タグ「〇〇ガ□□」の〇〇に該当する部分。
※詳細は意見タグAIのURLをご参照ください。
事後還付で手続きが面倒、キャンペーンの基準がよく分からない、もっと簡単に予約できるようにして欲しいといった内容が多 い。また宿泊施設や交通機関などの感染対策が本当に十分なのか、不安を感じている内容も多い。
Q:あなたは今後『Go To トラベル』を利用しますか?
「Go To トラベル」の未利用者に今後の利用意向について確認すると、男女ともに30%以上が「はい」と回答している。男性 の方が若干利用意向が高い状況である。
性年代別で確認すると男性50代以上で40%の利用意向が見られる。
エリア別で確認すると、際立って今後の利用意向が高いエリアは存在していないが、北陸・甲信越、中国・四国は利用意向が低 い状況である。
Q:『Go To トラベル』の利用はいつごろを予定していますか? (予定をしているもっとも早い時期)
「10月中」に利用を予定している割合が最も多く20%程である。
女性は「9月の連休」の回答が男性よりも多く6.3%である。男性は「来年になってから」の回答が女性よりも多く14.8%である。
Q:『Go To トラベル』を利用しない理由
意見対象部をベースにしたワードクラウドで確認すると、「コロナ」「感染」「ワクチン」「リスク」といった新型コロナウイ ルスの感染を理由にしていることが確認できる。
※意見対象部とは意見タグAIで生成される意見タグ「〇〇ガ□□」の〇〇に該当する部分。
※詳細は意見タグAIのURLをご参照ください。
コロナが完全に終息していないことやワクチン等の治療薬が出来ていない中で、万が一、旅行に出かけて感染してしまった場合 の自身や家族、職場など周りへの影響を不安に思い、今の時期は利用しないという意見が多い状況である。
東京都民に「Go To トラベル」の利用意向を確認すると、「はい」が40%以上である。
性年代別で確認すると男性30代~50代で利用意向が50%以上となっている。
Q:『Go To トラベル』の利用はいつごろを予定していますか? (予定をしているもっとも早い時期)
「10月中」が最も多く27%程である。
男性は女性よりも「11月の連休」の割合が高く、女性は男性よりも「まだ未定」の割合が高い状況である。
Q:その旅行は『Go To トラベル』が対象になったから行くと決めた旅行です か?それとも、もともと行く予定の旅行でしたか?
男女ともに「もともと行く予定の旅行」が40%程の状況である。
Q:『Go To トラベル』を利用しない理由
意見対象部をベースにしたワードクラウドで確認すると、「コロナ」「感染」「感染者」「コロナ感染」といった新型コロナウ イルスの感染を理由にしていることが確認できる。
※意見対象部とは意見タグAIで生成される意見タグ「〇〇ガ□□」の〇〇に該当する部分。
※詳細は意見タグAIのURLをご参照ください。
旅行先で感染することを心配して利用しないという意見が多い。
また感染者が多い東京都民が地方に行って感染を起こしてしまう恐れを心配したり、地方の方も都民が来ることを喜ばないと いった意見が見られる。
意見対象部をベースにしたワードクラウドで確認すると、「東京」「東京都」「東京都民」「除外」といった東京都民が7月の 開始時点で対象から除外されたことに不満を感じていることが確認できる。
※意見対象部とは意見タグAIで生成される意見タグ「〇〇ガ□□」の〇〇に該当する部分。
※詳細は意見タグAIのURLをご参照ください。
感染者が多い大阪府や神奈川県、愛知県などが対象となり東京都だけが対象外であること、税金を払っているのだから開始が遅 くなった分は延長や還元がないと納得できないといった意見が見られる。
県をまたがない地元での観光で一律解禁した方がよかったという意見も見られる。
調査サマリー
アンケート設問一覧
Q1:あなたのお住いの県をお知らせください。(SA)
Q2:あなたは『Go To トラベル』を利用しましたか?(SA)
Q3:いままで何回『Go To トラベル』を利用しましたか?(SA)
Q4:割引旅行商品を申し込む際、どの方法で申し込みましたか?(SA)
Q5:『Go To トラベル』を利用したからこそ、奮発したことをすべてお知らせください。(MA)
Q6:『Go To トラベル』を利用して良かったと感じたことをお知らせください。(FA)
Q7:『Go To トラベル』を利用して感じた不満・懸念点をお知らせください。(FA)
Q8:あなたは今後『Go To トラベル』を利用しますか?(SA)
Q9:『Go To トラベル』の利用はいつごろを予定していますか?(SA) (予定をしているもっとも早い時期をお知らせください)
Q10:『Go To トラベル』を利用するからこそ、奮発したいことをすべてお知らせください。(MA)
Q11:『Go To トラベル』を利用しない理由を詳しくお知らせください。(FA)
Q12:あなたは10月1日以降『Go To トラベル』を利用しますか?(SA)
Q13:『Go To トラベル』の利用はいつごろを予定していますか?(SA) (予定をしているもっとも早い時期をお知らせください)
Q14:その旅行は『Go To トラベル』が対象になったから行くと決めた旅行ですか? それとも、もともと行く予定の旅行でしたか?(SA)
Q15:『Go To トラベル』を利用するからこそ、奮発したいことをすべてお知らせください。(MA)
Q16:『Go To トラベル』を利用しない理由をお知らせください。(FA)
Q17:『Go To トラベル』に関して感じた不満・懸念点をお知らせください。(FA)
Company
会社情報2012年6月設立。不満買取センター運営。
マーケティングリサーチを通じ商品・サービス強化・ブランディングを支援。
独自の自然言語処理技術を活用し、
AI（人工知能）モデル構築からシステム開発・運用までをワンストップで提供。
2012年6月設立。不満買取センター運営。 マーケティングリサーチを通じ商品・サービス強化・ブランディングを支援。
独自の自然言語処理技術を活用し、AI（人工知能）モデル構築からシステム開発・運用までをワンストップで提供。
